【備忘録】macOSにRubyをインストールする

Ruby Ruby
Ruby

背景

ポートフォリオにもありますが、2022年秋からSaaS系スタートアップに転職をすることになり、技術スタックとしてRubyおよびRuby on Railsのキャッチアップが必要になったため、事始の記事としてmacOS向けのRuby導入について備忘録として残します。

僕はフルスタックエンジニアとして仕事をしていますが、バックエンドでの得意言語はPython、Rubyは書いたことが無かったため、今後Rubyに関する記事もどしどし上げていく予定です。

方針

今回のインストール方針は、rbenvというRubyのバージョン管理ツールを使います。
まずはmacOSのhomebrew(macOSまたはLinuxのパッケージ管理ツール)をインストール(すでにインストールされている場合は不要)し、rbenvのインストール、Rubyの特定バージョンのインストールという流れで実施していきます。

実施

実施環境

  • macOS:macOS Monterey Ver. 12.5
  • CLI:Terminal
  • Homebrew:Ver. 3.5.6
  • Ruby:Ver. 3.1.2
  • rbenv:Ver. 1.2.0

インストール手順

Homebrewのインストール(または更新)

・新規インストールの場合

まずはこちらのサイトからHomebrewについて確認してください。
インストールは下記コマンドをターミナル上で実行するだけになります。

インストールの途中で対話形式で何度かパスワードを聞かれることがあります。
その場合は実行中のユーザのパスワードを入力してEnterを押してください。

$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
・更新の場合

すでに以前からHomebrewを使っている方はHomebrewを更新しましょう。
更新に関しては自由ですので各自で判断していただければと思います。

$ brew update
$ brew --version
Homebrew 3.5.6
Homebrew/homebrew-core (git revision 711995cb6ad; last commit 2022-07-25)

rbenvのインストール

下記コマンドでrbenvをインストールします。

$ brew install rbenv

インストールが完了するとrbenvパッケージが使えるようになり、rbenvコマンドのパスも設定されているはずです。

続いてrbenvの初期設定を実施します。

$ rbenv init
# Load rbenv automatically by appending
# the following to ~/.bash_profile:

eval "$(rbenv init - bash)"
# ↑この部分を~/.bash_profileに追記する

下記コマンドを実行するとrbenvの初期設定用の手順が記載されていますので、内容に従ってvimやvi、またはGUI状から~/.bash_profileに追記してください。

参考:CLI状での追記手順

  1. vimで.bash_profileに追記
  2. 変更の有効化
$ vim ~/.bash_profile
#.bashrc読み込み用
source ~/.bashrc

eval "$(rbenv init -)"
$ source ~/.bash_profile

最後にrbenvのセットアップが完了しているか、下記コマンドを実行して診断します。

$ curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/HEAD/bin/rbenv-doctor | bash

Rubyのインストール

続いてrbenvを使ってRubyをインストールしていきます。

まずはインストール可能なRubyのバージョンを確認します。

$ rbenv install -l
2.6.10
2.7.6
3.0.4
3.1.2
jruby-9.3.6.0
mruby-3.1.0
picoruby-3.0.0
rbx-5.0
truffleruby-22.1.0
truffleruby+graalvm-22.1.0

次に上記のリストの中からRuby 3.1.2をインストールします。

$ rbenv install 3.1.2

インストールが完了したら、下記コマンドを実行してインストールしたばかりのRubyを利用可能な状態(切り替え可能な状態)にします。

 $ rbenv rehash

次にインストールされていて、利用可能なRubyのバージョンを確認します。

$ rbenv versions
* system
3.1.2 (set by /Users/nakamurashouhei/.rbenv/version)

実行結果を見てわかるように、初期では「system」が利用可能な状態になっています。
このsystemというのはmacOSに元からインストールされて利用可能になっていたデフォルトのRubyで、rbenv自身もこのsystemのRubyを指し示すようになっています。

それではrbenvで先ほどインストールしたRubyに切り替えていきましょう。

$ rbenv global 3.1.2
$ rbenv versions
system
* 3.1.2 (set by /Users/nakamurashouhei/.rbenv/version)

これによりrubyコマンドで実行できるバージョンが3.1.2になりますので、確認していきましょう。

$ ruby -v
ruby 3.1.2p20 (2022-04-12 revision 4491bb740a) [x86_64-darwin21]

実行確認

それでは簡単にRubyの実行確認をしていきます。

今回はRubyの対話型実行環境のirbを利用していきます。

$ irb
irb(main):001:0> puts 'Hello, Ruby!!'
Hello, Ruby!!
=> nil 
irb(main):002:0> 

以上でrbenvを使った簡単なRubyインストールの完了です。

まとめ

macOSへのRubyインストール手順について、いかがだったでしょうか。

rbenvを使うと簡単にRubyをインストールでき、さらにはバージョン管理も可能となります。

僕自身もRubyに関してはまだまだわからないこともだらけなので、備忘録として残していきます。

それでは良いRubyライフを!!

・rbenvはRubyのバージョン管理ツール

・rbenvの初期設定

$ rbenv init

・利用可能なRubyのバージョン確認

$ rbenv versions

・Rubyのバージョン切り替え

$ rbenv global <Version>

 

タイトルとURLをコピーしました