はじめに
今回は「スクラムマスターは開発をやってもいい?」とういうテーマで記事を書いていこうと思います。
こんにちは,Shoheiです。
都内のSaaS系スタートアップ企業でエンジニアとして所属していながら,現在スクラムマスターとしてスクラム開発の改善に努めています。
回答
回答としてはスクラムマスターと開発は兼務してはならないルールはありません。
またスクラムガイドラインにも下記のように記載されているため、スクラムマスターが開発に従事することもあり得ます。
デイリースクラム
スクラムガイド
デイリースクラムの⽬的は、計画された今後の作業を調整しながら、スプリントゴールに対す
る進捗を検査し、必要に応じてスプリントバックログを適応させることである。
デイリースクラムは、スクラムチームの開発者のための 15 分のイベントである。複雑さを低減
するために、スプリント期間中は毎⽇、同じ時間・場所で開催する。プロダクトオーナーまた
はスクラムマスターがスプリントバックログのアイテムに積極的に取り組んでいる場合は、開
発者として参加する。
しかし、注意点もあります。
それは「立場の切り替え」です。
例えば、開発者とスクラムマスターを兼務している場合、開発者目線(スクラムを実施している主観的な目線)とスクラムマスターとしての目線(スクラムを客観視している目線)を分ける必要があります。
そのほかのメンバーとしても、その人の発言が開発者としての発言なのか、スクラムマスターとしての発言なのかを理解しないとコミュニケーションにも歪みが生じます。
僕は、この「開発者とスクラムマスターの兼務」によりコミュニケーションでメンバーとの歪みが生まれてしまったり、開発にリソースを咲き過ぎてしまい、スクラムマスターとしての働きができなかった経緯もありました。
スクラムマスターは専任、または開発リーダー層が開発と兼務して実施するやり方が良いと思います。