【エンジニア転職】大手SIerからスタートアップに転職して感じたこと

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はじめに

こんにちは,Shoheiです。

昨秋,大手SIerのシステムエンジニアからスタートアップのエンジニアとして転職して約5ヶ月が経ち,僕自身感じていることについてご紹介します。

僕の経験が誰かのキャリア選択の手助けになればと思っています!

大手SIer時代

まずは僕の経歴についてご紹介します。


2019年4月に大手ユーザー系SIerに入社

長い研修期間を経て2019年12月にようやく現場配属。

研修ではJavaによるアプリケーション開発から,ネットワークやサーバ,DBなどのインフラの知識を叩き込まれる。

2020年2月に顧客の業務改善プロジェクトに参画

顧客のシステム運用部門の運用業務の改善に伴い,SaaS製品のPoCプロジェクトに参画する。

SaaS製品の顧客業務へ導入支援

2020年12月に同一SaaS製品を用いた初期構築プロジェクトに参画

JavaScriptを用いたSaaS製品の拡張などを実施

2021年2月に業務自動化システム開発のプロジェクトマネージャーに就任

顧客の検証業務を自動化するツールをPythonを用いて開発

主にマネジメントをしながら,多少プレイヤーとしても案件に参画

2022年1月に顧客会社内のアジャイル開発チームに参画

スクラム開発を通してPython,AWS,JavaScriptによる開発を経験する

2022年9月に退職


以上,僕がSIer時代に経験した簡単な経歴です。

僕は4年目でSIerを退職し,SaaS系スタートアップにエンジニアとして転職しました。

経歴を見てわかるように,ガッツリ開発やプログラミングを業務で実施していたのは最後のアジャイル開発のみで,そのほかはPMとして顧客折衝やPoCなどの上流での業務がメインでした。

プライベートでは言語の習得や開発スキルの習得はしていたものの,実務によるエンジニアとしての経験はかなり浅いものでした。

当時,SIer時代に持っていたエンジニアスキルはおおむね以下の通りです。

  • プログラミング言語
    • Python(Flask,機械学習ライブラリ)
    • JavaScript(Vue.js)
  • インフラ基礎知識(ネットワーク,DB,Linuxサーバ)
  • Git(GitLab)
  • AWSのWebアプリケーション構築まわり(アーキテクチャ資格保有)
  • スクラム開発経験,スクラムマスター(資格保有)

ざっとこんな感じです。

お世辞にもエンジニアとして持っているスキルは高くはなかったと思っています。

もちろんSIer時代はマネジメントや顧客折衝のスキルはかなりついたと思っています。


スタートアップにエンジニア転職後に感じたこと

それでは本題,そんな僕がスタートアップにエンジニアとして転職して感じだことを紹介していきます。


  • コーディングスキルは必須である
  • フルサイクルに開発を行うので,広いスキルが必要である
  • 開発速度が速い
  • 年齢関係なく圧倒的にできる人は出世する
  • 開発がビジネス(お金)に直結する
  • 環境がすぐに変わる

コーディングスキルは必須である

SIerでシステムエンジニアをやっていると,意外とコーディングってしないんです。

特に僕がいたようなプライムベンダーだと,顧客との接点のポジションで,若くしてマネジメントに徹するような教育や昇進がよしとされる文化もあるので,開発に関わる人は意外と多くない。

悪い意味ではなく,社員にはシステムエンジニアという肩書きはありつつ,実は会社自体がマネージャー養成所のような会社もあります。

僕はまだ開発に携われることも多少あり,少しではあるが開発経験はありました。

しかし,スタートアップに入ると「エンジニア」像が大きく変わりました。

SIer時代のエンジニアはどちらかというと,ITに深い「知識」を持ったプロジェクトマネージャー(またはプロジェクトリーダー)でした。

しかし,当然スタートアップのエンジニアは実際にコーディングを求められます。

そうなると必然的にコーディングスキルも求められます。

ここでいうコーディングスキルは下記のようなスキル

  • コーディングの速度
  • コーディング品質の高さ
  • プログラミング言語に対する深い知識と応用力
  • 素早く的確なデバッグ力

僕は正直,転職するまで上記全て満足に持ち合わせていませんでした。

特にコーディングに関するスキルは全くで,転職直後はとても苦労しました。

フルサイクルに開発を行うので,広いスキルが必要である

フロントエンドからサーバサイド,DB,インフラまで様々な知識やスキルが求められます。

スタートアップでもそこそこ大きい会社や,小さい会社でも役割が明確になっている会社などでは,にエンジニアが担う領域が分かれている場合もありますが,僕の所属してる会社ではフルサイクルに様々な分野の開発を担うため幅広い知識とスキルの習得が必要でした。

もちろん,今も継続して勉強中です。

開発速度が速い

これは明確に違いました。

SIerの開発は顧客との契約や要件定義,稟議といった開発を遅くする要因が多くありましたが,スタートアップではそんなものはなく,「こういう機能欲しいよね!」や「こういう顧客要望が出たからこの機能改善したい」など話して,次の日には着手してる感じです。

このスピード感はとても新鮮です。

リリース速度も早く,まさにリーンスタートアップのように完璧を求めず,リリースしても継続して改善をする考え方がとても気持ちが良いです。

年齢関係なくできる人は出世する

最近は年齢など関係ない会社も多くなってきましたが,僕の所属していた大手SIerは年功序列でした。

頑張って働いでも,顧客から良いフィードバックをもらっても出征は一本道で順番待ち。

しかし,スタートアップでは年齢も経歴も関係なく,できる人が上にいく。

もちろん年下の上司などもいます。

これに関しては,昔ながらの大手企業に長く染まっていると不快に感じる人もいるかもしれません。

僕は実力があれば良いと思う派なので,気になりませんでした。

開発がビジネス(お金)に直結する

開発速度との関わりも強いですが,機能の追加による契約のアップセルや機能オミットによるチャーン(解約)はよく起こるようで,開発がビジネスに与える影響が大きいこともSIerでは感じえなかったことでした。

SIerのビジネスは顧客のビジネス発展を支える側なので,開発を通してビジネスへの影響を感じることは少なかったです。

もちろん,顧客のビジネスには影響を与えますが,顧客のビジネス規模もかなり大きいので,会社の存続をかけたビジネスへの寄与は感じえませんでした。

もちろん会社とはそういうものなのですが,スタートアップはその辺りがまだまだ発展途上なので,逆にエンジニアでもヒシヒシとリスクなどを感じます。

環境がすぐに変わる

SIer時代は顧客との「契約」に基づいて働くことが多かったので,プロジェクトが変わらない限りメンバーが変わることは少なかったです。

スタートアップでは,あっという間にチームが分裂したり,チームメンバーが増えたりと,働く環境が変わりやすいです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

スタートアップ企業でのエンジニアとしての働き方は,エンジニアは同じでもSIerでシステムエンジニアとして働く環境とは大きく違うなというのが一番の感想です。

もちろん時間が経つにつれて感じることが増えたり,またエンジニアとしての違いだけでなく,働き方の違いなどもあるので,今度ご紹介します!

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Shohei

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